2013年度 発掘、その他の活動

 

 2013年8月19日から9月12日まで井口欣也教授(埼玉大学教授)が発掘を行いました。今回の発掘は今まで調査が不十分であった西南方向に基壇を中心に行われました。今回の調査にもクントゥル・ワシ村の村民が25人参加しました。

 短い期間の調査でありましたが、調査成果が上がっているようです。今後井口教授の研究成果の発表にご期待ください。

南山大学の渡部森哉教授はカハマルカ盆地のエル・パラシオ遺跡出土の遺物整理で博物館のラボラトリーで約2か月間仕事をし、村の女性25人ほどが協力しました。

 

 

                                                                     発掘区

石像計画

 

 現在、クントゥル・ワシの象徴にもなっている数多くの石像、石彫のオリジナルを展示する館を博物館の隣に建築する計画があります。まだ計画でありますが、近い将来オープンできればと思っています。

 

UNESCO復元プロジェクト

 

 一般的に遺跡は発掘後に保護のために埋戻しを行います。しかし、クントゥル・ワシ遺跡は本来の姿を少しでも見てもらうため、ユネスコの日本信託基金で神殿の復元と保存の計画が進められ、2000年から2003年にかけて第一テラスの広場、正面壁と主階段、頂上部の中央広場とそれを囲む基壇が目に見える形で残せるように実施されました。

 その結果、3000年前から2000年前に見れたであろうクントゥル・ワシ神殿の元の姿を間見ることが可能になりました。

プロジェクト:

クントゥル・ワシ

クントゥル・ワシでは常に博物館、遺跡を多くの人々に知ってもらい、来館してもらうため様々なプロジェクトを計画しています。 このページでは随時当館の活動を載せていきたいと思います。

希有の会

 

 2009年6月にクントゥル・ワシ博物館を支援するため設立した団体。「希有の会」はクントゥル・ワシ博物館の維持・改善への支援、講演会の開催、親善交流活動の促進、研究活動への支援などの諸活動を目的にし、会の趣旨にご賛同される方々からの善意の資金により運営されています。過去にパンフレット、グッズ作成や博物館の施設改善、補修などの支援を行った実績があり、現在もクントゥル・ワシは希有の会の支援を受けています。

 

E-mail:

kamakura@mable.ocn.ne.jp

 

モバイルミュージアム:東京大学総合研究博物館

 

 クントゥル・ワシ博物館は東京大学総合研究博物館のプロジェクトの一環であるモバイルミュージアムで当館に事業の展示品を一点展示しています。

 今年の9月23日には、去年から展示していた「交差した手」「蛇のレリーフ」と入れ替え、9月29日にクントゥル・ワシ博物館でオープンすることができました。一方、「交差した手」はワヌコにある博物館に移され、10月3日にオープンしました。2点とも東京大学総合研究博物館の研究者鶴見英成によって作成されました。

 

東京大学総合研究博物館:モバイルミュージアムURL

http://www.um.u-tokyo.ac.jp/mobilemuseum/overseas_Peru.html

Centro poblado de Kuntur wasi Provincia de San Pablo, Cajamarca Perú

Centro poblado de Kuntur wasi Provincia de San Pablo, Cajamarca Perú

Centro poblado de Kuntur Wasi Provincia de San Pablo Perú

Museo Kuntur Wasi