まずは1分だけ、時間をください。

 

掲載元:Friends of the Congo

1994年から20年以上続くコンゴ民主共和国で起こった紛争は、

第二次世界大戦以降最も多い540万人の犠牲者を出しました。

 

世界最悪の紛争地と呼ばれるコンゴ民主共和国。

 

一方で紛争の要因のひとつは、恵まれた資源なのです。

 

例えば私たちが普段使っているスマートフォン。

 

このバッテリーを長持ちさせるために使用されている金属がコルタンというものです。

コルタンは、世界の7割がコンゴ民主共和国に埋蔵されていると言われています。

また、リチウム電池に使われているコバルト。

この5割がコンゴ民主共和国から産出されています。

 

こうした鉱物資源を隣国や先進国、そして自国の官僚らまでもがコンゴから不法搾取したことこそが

紛争の被害をもたらしました。

 

 

わたしたちは、普段たくさんの電子機器に囲まれて生活しています。

パソコン、テレビ、スマートフォン・・・

それをつくるための原料を巡って、もし誰かが犠牲になっているとしたら。

 

豊かさと引き換えに、大事なものを失っているとしたら。

 

 

コンゴの子どもたちのひとりが 危険と隣り合わせの鉱物資源の採掘で強制労働させられていること。

またひとりは、 麻薬やアルコールで洗脳され、身内や友人を殺させられることで人殺しの感覚が麻痺し

兵士として紛争地に送り込まれていること。

またひとりは、 目の前で父親を銃で撃たれ、母親の足をそぎ落とされていること。

 

わたしたちが簡単に身近な人と、大切な人とネットで繋がることができる便利さと引き換えに

今日も、刻一刻と時間が過ぎる今このときも、

誰かの大切な人を失わせているのかもしれません。

 

何ができるか、明快な解決策をご提案することは残念ながらわたしにはできません。

しかし、たくさんの恩恵を受けてきたわたしたちにはこの現実を知ることができます。

 

もう少しだけ、コンゴのことをいっしょに考えてみませんか?

Crisis in the Congo

コンゴの危機

掲載元:Friends of the Congo

 

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