待乳山本龍院とは
縁起によれば、待乳山(まつちやま)は、推古天皇の御世、9月20日一夜にして湧現した霊山で、そのとき金龍が天より舞い降り、この山を守護したと伝えられています。それより6年後の夏、この地方が大旱魃に見舞われたとき、十一面観世音菩薩が悲愍の眼を開き、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)の姿となってこの山に降臨され、天下万民の苦悩をお救いになられたと記されています。
以来、長い歴史の中で、多くの人々の篤い信仰を集めてきた当山は、現在に至っても、まさに霊山と呼ぶにふさわしい雰囲気を有しております。
待乳山と浮世絵
江戸期頃までの待乳山は、風光明媚な名勝としても名高く、多くの絵師によって描かれ、詩歌にもうたわれました。山上からは、隅田川の流れ、向島が眼下に広がり、天気のいい日には、遠く葛西の方まで一望できたそうです。
UKIYOE FROM
BOSTON MUSEUM.
2015
2015
9/21~
10/4
三宝荒神御開帳
当山では、本尊である大聖歓喜天の脇侍として毘沙門天様、三宝荒神様をお祀りしております。毎年お正月には毘沙門天様を御開帳しておりますが、今回、初めて三宝荒神様を一般の方にも参拝していただけるように、御開帳を行います。三宝荒神様は、不浄や災難を除去する神として、また仏法の守護神としてのご性格をお持ちになっているご尊体です。
9月21日(月)~10月4日(日)、浮世絵展開催中のみの特別公開となります。
●住所
〒111-0032
東京都台東区浅草7-4-1
●電話番号
TEL03-3874-2030
FAX03-3874-5280
●浮世絵展開催時間
9:30~16:00
●mail
matuti@jcom.home.ne.jp
待乳山
浮世絵展
FROM BOSTON MUSEUM
浮世絵は江戸時代に流行、発展した絵画ですが、海外でも高く評価されました。明治時代以降となりますと、浮世絵は美術品として諸外国に収集されるようになりました。
今回は遥か海を超え、ボストン美術館所蔵の浮世絵の中から、待乳山に関係あるものを展示致します。
待乳山聖天「浮世絵展」
ボストン美術館所蔵作品展示
主催
待乳山本龍院
●共催
聖天町会
●協力
浅草寺/猿若町会
●後援
台東区/台東区教育委員会
/浅草観光連盟/馬道地区町会連合会
待乳山周辺の歴史
中世以前のこの付近は、江戸湾の入江であり、待乳山から1.5kmほど上流の石浜は水陸交通の要所でありました。(江戸幕府の埋め立て等によって、地形は現在と異なります)かなり大規模な港湾であったと伝えられ、警備の武士団も存在し、また軍事的な要所として、源頼朝や足利尊氏らの活動もありました。待乳山は往来する船の目印として、また見張り台としての役割もありました。
平成25年、聖天町会との共催で浮世絵展を開催し、当山及び周辺の歴史もパネルで紹介させていただきました。大変ご好評をいただき、今回、第二回の浮世絵展でも展示いたします。
GOODS
当山の描かれた浮世絵の絵葉書、前回の浮世絵展で展示した浮世絵をまとめた画集などをロビーにて販売いたします。
また、浮世絵展の開催を記念いたしまして、本堂にて特別な御朱印をお授けいたしますので、ぜひ当山にお越しください。
みなさまの来場をお待ちしております。
期間限定御朱印
当山では、本堂にて、本尊様である大聖歓喜天様、浅草七福神のひとつである毘沙門天様の御朱印をお授けしております。このたび、三宝荒神様の御開帳にあわせて、
待乳山本龍院でお祀りしている三つの尊体のお名前を書いた特別な御朱印をお授けいたします。
9月21日(月)~10月4日(日)までの、
浮世絵展、特別参拝期間限定の御朱印となります。
入場無料/FREE
待乳山聖天(本龍院)
広間特別会場
2017年 待乳山聖天 浮世絵展
2015年開催の浮世絵展の好評を受けまして、2017年9月16日から10月4日にかけて、再び浮世絵展を開催することになりました。
詳しくは右のリンクより特設サイトをご覧ください。