FEBRUARY 2018

Keio Med. Sports

 

競走部

河田 健斗 (学2)

 

 

競走部には、たゆまぬ努力をしてぐんぐん記録を伸ばしている選手がいる。

その成長の鍵は何なのか。その秘訣に迫ります。

・医学部3年 鶴嶋史哉君

河田さんはすごく努力を積み重ねていて、それを着実に結果に結びつけてくるという姿を1年生の時からずっとみていて、競技者としての鑑だと思っています!

また医学の勉強についてもすごく高い成績をおさめられていて言うなればまさに文武両道の究極体という方です。

凄すぎますっ......

Elegant pictures by mugley Taken from flickr, under creative common. If you keep any of these pictures in your final website, please keep this credit too, thanks

・競走部の選手には、高校からやってる人は多いのですか?

半々くらいかな。初心者もいます。でも長距離は経験者が多いですかね。長距離は最初は抵抗があって初心者に嫌われがちです...投擲とか短距離は初心者が多いですね。投擲は全員初心者です。投擲は、先輩から代々継がれている教育法があって、それで初心者でもばんばん伸ばせて、東医体とかでも上位層に入っている人もいます。投擲は慶應の強みですね。

 

・競走部の部としての目標は何なのですか?

東医体優勝ですね。僕が3年生の時はライバルの筑波大学に1点差で勝って優勝したんです。東医体の最後の種目のマイルリレー(400×4)で逆転して、それで優勝が決まって。みんなもうボロ泣きでした。感動の逆転優勝でしたね。

でも最近は筑波大学の天下で、実は差もできちゃってるんです。。筑波大学にインターハイに出ていたような速い人が入ってきてしまって。だから今はそれに勝つためにどうしようか考えなきゃいけないですね。

 

 

・医学部3年 中馬和也君

河田さんは入部当初からこんなに速かったわけではありません。同期の仲間と競り合い、練習を重ねることで、信じられない速度で強くなっていったのです。長距離パートチーフとなってからは、自ら厳しい練習メニューを組み、自分を追い込むことでさらに実力を伸ばしていきました。「努力は裏切らない。」このことを身をもって教えて下さった偉大な先輩です。

その上、勉学も学年トップクラスで、服のセンスも良く、完璧に見える河田さんですが、なぜかいじりやすさ親しみやすさNo.1の先輩です。後輩の女子からは時々呼び捨てにされ、練習終わりには先輩から面白い一句を詠めと無茶振りを受け...。彼の周りには常に笑いが絶えません。

そんな河田さんと一緒の部活で走れて本当に良かったです!

・では学校行事の駅伝がきっかけで陸上をはじめたんですね!

駅伝がやりたいからという理由で高校では陸上部入りましたね。大学では駅伝が無いことは知っていたけれど、陸上をせっかくここまでやってきたし、自分はタイムを伸ばしていくことに興味があったから、大学でもやろうと思ったんです。

・高校と大学で部活に違いはあるんですか?

もう全然違いますね。高校の時は自由すぎて練習も全然しませんでした。練習終わったらサッカーとかして遊んでて、むしろそっちがメインかってくらいでした笑

三四会競走部のように時間厳守とか部活らしいこともなかったですし...それに比べたら大学はだいぶしっかりした部活ですね。

 

・三四会競走部は人数も多いですしね。部員は何人いるのですか?

薬学部もあわせて各学年で10人くらいですかね。特に下の学年が多いです。女子も各学年1人ずつくらいはいます。

 

・マネージャーもいますよね。マネージャーさんは何をしているのですか?

マネージャーはビデオを撮ったり、タイムを取ったり、ドリンクを作ったりしてくれています。他にもスタート出しをやったりしてくれますね。本当に色々してもらえて感謝しています。

慶應義塾大学医学部体育会 

 

・競走部では、選手によって専門としている種目が様々だと思うのですが、練習はどのようになっているのですか?

競走部では主に4つのパートに分かれて練習しています。短距離、長距離、跳躍、投擲の4つですね。僕は長距離のパートに所属していて、5000mと3000m障害を専門にしています。

 

・河田さんは入部してから随分と成績を伸ばしているとお聞きしました!

この一年は結構伸びましたね。入部当初は5000mで15分台を出すことを目標にしてたのですが、15分台は3年の春に出すことができたんです。1つ目標を達成したらさらに上を目指したいと思って。今までの努力に加えて自主練もして、筋トレを増やしたり、フォーム面の改善をしたりしました。

 

・フォームの改善ですか?

前傾を保つ姿勢は腹筋が必要だから腹筋をかなり鍛えたんです。そしたらフォームもかなり良くなって、走りがうまくなって、という感じでどんどん速くなっていって。そしたらどんどん楽しくなって、楽しくなったらやっぱり練習したくなるし、という相乗効果でどんどんタイムを上げることができて、目標としていた三四会記録も出すことができました!

 

・3年生の春からここ1年が一番伸びたとおっしゃいましたが、その秘訣は何なのでしょう...?

自主練をしている、というのもありますけど、やっぱり大きいのは精神面かな。金子っていう同じ種目をやっている同期がいて、2人で一緒に練習していたら、負けたくないっていう気持ちが強くなって。常にそいつに食らいついて、大会でもそいつに食らいついて走って行って、というのをずっとやってきたんです。追われる側より追う側の方がのびやすいからね。絶対勝ってやるっていう気持ちでいつも練習していました。技術面よりも精神面で伸ばした、というほうが大きいですね。

 

・ずっと競走はやっていたんですか?

高校1年から陸上部です。中学校まではサッカー部でした。サッカーはあまり上手くいかなかったんだけど、学校行事で、色々な部活から足の速い人を選抜して駅伝を走るっていうのがあって、それに選ばれて走っていたら、自分には長距離の方が向いているんじゃないかって思って、高校から陸上部に入ったんです。

 

 

部員から他己紹介!

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・個人的に長い距離を走るのってすごく淡々としているイメージがあるのですが、何を考えて走っているのですか?

走っているときは無心ですね。普段の練習では心を無にして、一緒に走っている金子にひたすらついて行ったり、自分が前に出たらしっかりペースを保つことを意識したりですね。でも大会の時はちょっと違って、最初に速く走りすぎると後で疲れてバテてしまうから...とか周りを意識しながら頭を使ってレース展開を考えています。

 

・レースの時は周りとの駆け引きが大事なんですね。

そうですね。レース前には、今日はどんなペースで走っていくか、みたいなことを金子とも話します。東医体とかの大会でのレースはチーム戦なんですよね。筑波大学が慶應のライバルなんだけど、彼らは我々よりもスピードがあるから、ラスト勝負になるとあまり勝てない。だから最初からある程度引き離しておいて、それを保つほうがラスト勝負になるより勝ちやすい...など戦略が大事なんです。そういうのを考えて序盤に一気に加速したりします。

 

・なるほど...。ライバルの性質によっても走り方は変わるんですね。

そうですね。その反面、記録会になるとライバルとかはいなくて、ただ自分の記録を伸ばしたいから、走り方は変わります。前半に加速しすぎると後半ばてちゃうことがあるから、記録会ではとにかく集団についてペースを保つことを意識します。

 

 

・自主練ではどのくらい走るのですか?

だいたい50分ですね。ペースは疲労度によって決めます。前日の本練習でかなりハードな練習したときはゆっくり、体力が余っている時はスピード出しながら70分走ることもあります。今度ハーフマラソン走るので、今はそれに向けて距離の耐性をつけるためにランニングしています。

・ハーフマラソンということはマラソンをいずれは...?

はい!3月にマラソン初めてやる予定です。まだやったことないからどうなるかわからないんですけど笑

・年を重ねてもマラソンが趣味、という方もいらっしゃいますけど、すごいなって思います。

僕もマラソンは生涯つづけたいなとは思っています。日本全国いろんなとこでマラソンはやってるからいろいろ回りながら走りたいなって。人生の楽しみにしたいです。

・今年の個人的な目標を教えて下さい!

東医体で5000m、3000m障害両方1位。 去年はどっちも2位だったので...。3000m障害は0.89差で負けて、5000mは金子に負けてしまったんです。今はタイムでは金子に勝てているので、今年はレースで勝ちに行くことが目標です!

 

ー今後も金子さんと切磋琢磨しながら、頑張ってください!

さらに強い河田さんが見られるのが楽しみですね。

・競走部って東医体優勝を目標にしていてストイックなイメージがあります。部内イベントとかはあるのですか?

2年に1回くらい、スキー旅行があります。夏は東医体と夏合宿の間にオフがあって、そこで旅行が企画されたりもしますね。伊豆でコテージを借りてBBQしたりします!

・夏合宿があるんですね。

8月の第3週に長野の菅平で5日間の合宿です。長距離のパートはとにかく走り込みで早朝練、午前練、午後練で距離を詰みます。早朝練は3-5kmくらいを軽く走って、午前練と午後練は10,20kmくらいをがっつり走りますね。

・長い距離走るって...大変そうですね。

いやもう本当そこは慣れです笑 最初は抵抗あるんですけど、走っていると慣れます。もう今では走っていないと体がおかしくなるんじゃないかってくらいです。走ると頭も活性化されますし。今では疲れたな、と思った時は走りに行きます!

・先ほど、筑波の選手の強みはスピードだとおっしゃいましたが、慶應の選手の強みはなんですか?

持久力ですね!距離を積む練習は結構してるから、持久力は慶應の方があるかな、と思います。

なるほど...距離を積むということは練習回数は多いのですか?

週3で日吉の競技場でやっています。筑波大学も週3で練習しているので一緒なのですが、他の強豪校の医科歯科大とかは週2で、そこよりは多いですね。

先ほど自主練するようになって、とおっしゃっていたのですが、河田さんが自主練を始めたのは最近なのですか?

そうですね。1年生の時はそんなにモチベーションも高くなかったし、大学入ったら遊びたい、勉強頑張りたいと思っていたので、部活にそこまで重きを置いていませんでした。でも、それじゃ甘いと同期の金子に言われたり、先輩に言われたりして。。何か変えたほうがいいかと思って1年の後半くらいからランニングを週3とかで始めました。すると練習での調子も上がってきて、大会でも記録伸ばすことができました。だから今はそれを習慣化して、週3の本練習に加えて週3で自主練(ジョギングや筋トレ)をやっています。