たった2本の弦を同時に弾くだけで、雷に打たれたみたいだった。あまりにも強烈だったから、いまでもはっきりと覚えてる。

 

 

あの時きっとギターの神様が下りてきて、それから僕の人生はギターと歩むことになった。

 

あれから40余年、うん、少しずつ上手くなってきている。ギターの才能という観点から見れば、ちょっと悲しいがないね。だって、すごい奴は10年も弾かず世界の頂点に行っちゃうから。それに関してはものすごい嫉妬さ。

 

 

 

でもどうしてギターの神様が僕を選んだか?

 

 

もしかしたら俺とギターとの関係は違う観点からみることが必要なのかなと考えた。

 

日々練習しながら、そして練習すればするほど、ギターが自分にとって一番苦手なものなんじゃないかって思った。

 

 

でも今、ギターを弾いてなかったら、どうなっていたかと考えるとぞっとするよ。

 

 

 

19●9.4.1生。 1981年、NYへ渡る。ジャズギターを学び、同時にアートに触れ、イラスト等書き始める。帰国後ギター教室。ジャザサイズのイラスト、ポスター、Tシャツ等を手がける。

2007年詩集『昼頃の僕の記憶』2008年詩集『午後六時過ぎの僕』2009年路上ライブ。5 minutes on foot結成、2011年ユニットで吉祥寺音楽祭銅賞。解散後は2012年パートタイムユニットStyle of LoVE結成。音楽の枠を飛び越え演劇の世界にも足を染め、自己の表現を求め、独自の道を歩んでいる。

 

 

 

あり得ないことって、それを実現に向け考えるためにあるクイズみたいなもんだなぁ